1990年4月発売
ジョブやレベル制の復活など、ややFF1寄りになった今作。ファミコン最後のFF作品だけあって、円熟したグラフィックや表現の幅が広がった音楽など、クオリティが高い。
バトル中、今までメッセージウィンドウに表示されていたダメージ等が、キャラクターの上にポップアップ表示されるように変更されたため、視認性が上昇しバトルテンポも非常によくなった。
序盤のストーリー
度胸試しがてら洞窟に冒険へ出かけた主人公たち そこに居たしゃべるクリスタルに目をつけられて希望を託されるのだった
主な各バージョン
バージョン | クリアまでの時間など |
FC版 オリジナル |
ニューファミコンでプレイ・クリア済み |
VC版 オリジナルをほぼ忠実に移植したもの 3DSやWii Uでプレイ可能 |
29時間(終盤のみ攻略サイト利用) 最終レベル52 |
DS版 3Dフルリメイク 主人公4人の固有のキャラクター付けがなされたほか、隠しボスなど追加 |
|
3Dリメイク移植steam版 上記DS版をPSP等に移植した物のさらに移植版 |
21時間 最終レベル57 宝収集92%・モンスター84% |
ピクセルリマスター版 スマホやsteamに移植された最新版 |
★その他、3Dリメイクスマホ移植版があります。
おすすめバージョン
とりあえずやってみたい! ピクセルリマスター版 | スマホ・タブレット・パソコンのいずれかとインターネット環境を用意するのみ!ここ見てる大抵の人はすぐに始められますね |
オリジナルを手軽に楽しみたい!VC(バーチャルコンソール)版 | 3DS(またはWii U)とインターネット環境が必要 |
かわいく遊びやすくリメイクされたものをやりたい!3Dリメイク移植PSP版orSteam版 | Psvitaかパソコンとインターネット環境が必要(ソフトはPSvitaからPS Storeに接続して買う・steamで買う) またはPSP本体&ソフト(物理)でもできる |
バトルシステムや特徴的なところ
ランダムエンカウント方式・ターン制、パーティーメンバーは固定の4人。ストーリーの進行上、操作できないキャラクターがお供でついてきてくれる(3Dリメイク版だとたまに戦ってくれる)。そしてレベル制が復活。
FF1では最初に決めたジョブ(とクラスチェンジによる上位ジョブ)で最後まで固定だったけれど、今作では状況に応じて様々なジョブにチェンジしながら進めていく。ジョブの種類は物語を進めるにしたがって増えていく。
キャラ紹介
【光の戦士】あなたの分身。FF1的な完全没個性ではなく、4人ともやんちゃな少年です。3Dリメイク版では固有名があり、3人の少年と1人の少女になってます。
【アルス王子】ある事情でお城から追放された王子様。見た目や言動がけなげで泣ける。
寸評
バトルもストーリーも終盤近くまではテンポよく進むので、楽しく飽きずにプレイできる。個性豊かなジョブを敵によって使い分けたり、お気に入りのジョブで強行したり、考えながらパーティーを組むのも面白かった。多少のコストはあれど自由にジョブチェンジができるし種類も多い、グラフィックも個性があって目を楽しませてくれる。
厳しい展開を見せる物語だけれど、笑わせてくれるような愛嬌のあるサブキャラもいて全体の雰囲気はなかなかいいと思います。
ほんとうに終盤近くまではゲームバランスが良くてプレイし甲斐があるので、攻略情報見ないでやると面白いかも。
オリジナル版は「最強ジョブ」や「このイベントでしか使わないジョブ」が決まっており、プレイスタイルはある程度決まっていた。3Dリメイク版はジョブの強さが調整されており、好きなジョブで自由な攻略ができるようになり、面白かった。また4人の主人公にキャラクター性が付加され、オリジナル版とはまた違った愛着が持てたのでよかった。
ネタバレありのプレイ記録はこちら(オリジナルVC版と3Dリメイク版)
マンガ作品の感想はこちら