こんばんは、手すりの赤いダニです。
現在入手困難だけどずっと見たいなと思っていたファイナルファンタジーのオリジナルビデオアニメ(OVAって死語だな)が、何と2024年2月にアニマックスで放映されました。しかもHD版。滑り込みでアニマックス契約して!リアルタイムでも見たし、さっき録画で再視聴いたしました。
聞いてたよりも面白かった!しかしなんで30年も経ってから急に放映したの!?
ちなみにFF:U 〜ファイナルファンタジー:アンリミテッド〜(2001年にテレビ放映されていたアニメ)も放映されてました。ダニはDVD買って見たのでアニマックスの放送は見ませんでした。アニマックス版は同じくHDだったんで見たかった気持ちもあったんですがね。
ちなみにDVD見たときの感想↓
ストーリー
なんとFF5の200年後の話。クリスタルが奪われ滅亡の危機にさらされた世界をバッツの子孫、リナリーや幼馴染のプリッツと共に救うといったストーリー。王道RPGっぽい。
ネタバレなしのざっくりした感想
- FF5「風味」なのでFF5好きな人は過剰な期待はしないように
- 上記の通りのストーリーなので分かりやすい そしてちゃんと世界は救われますのでハッピーエンド!
- 世界は中国風だったりインド風だったり謎の雰囲気
- 絵はきれいでかわいい
- 若干ジブリっぽい作風にドラゴンボールっぽさもひとつまみ入れた感じ
- 風のクリスタルがひどい
- 某レジェンドキャラの扱いもひどい(かも)
- パンツ見せすぎ
感想詳細
風の章
風が「闇がやってくる」とか騒いでるらしいのを受信するタイクーン城の人々や、200年前世界を救ったバッツの子孫であるリナリーとそのじいさん。
冒頭からFF5メインテーマのアレンジ曲が流れてわくわく!していたら…
!?!?!昔の中国風!?びっくり。なるほど、こういう感じで行くのかこのOVAは。
バッツ末裔の祖父孫は、とりあえず風のクリスタルの無事を確認しに風の神殿へ様子を見に行くことに。近所の粗暴な男の子・プリッツが付いてくるも、じいさんのほうが追い払いたがる。まあ行儀悪そうだもんな、プリッツ。
でも途中でモンスターに襲われたリナリー&じいさんを救ったのはプリッツ。
菊一文字切り!おっサムライか~?リナリーは召喚士かな、ピンクのチョコボ召喚してたけどいまいちだったね。ていうかピンクチョコボ、あのFF15でイリスが乗っていたやつみたいなポップ系ではなく、天野喜孝絵準拠のマルハゲ系ピンク(肌の色っぽい)。そこは順守するところなのか…。
場面は切り替わって、なんか悪だくみしてそうなやつらが出てきた。おっ見覚えのある地図!
第一世界っすか!?!?!?第二世界要素ないな?
じいさん負傷でリタイアしたので、結局プリッツと行くことに。キャラデザかわいいねえ、ジブリっぽい、あとYAWARAにも似てるかも。
そこで飛空艇に乗った海賊・ルージュらに襲われるも撃退。
プリッツ強いな!?
逃げおおせたところで改めて、風の神殿への道を探す。えっ知らんのか!代々風のクリスタル守護してた家系じゃなかったのか?リナリーは行くの初めてだったのかな。
太極図の耳飾りが示した先は「竜の谷」という暴風吹き荒れるところ。
風は天の息、天の息に身を任せるリナリー。
パンツ丸出し系ヒロイン。何度パンツシーンがあるか調べようかと思ったけれども、両手じゃ足りないくらい溢れてたのでやめました。下にズボン穿いて。
風が導くまま(?)にたどり着いたのは風の神殿。
浮いてる。遺跡系なのかな。
当然リナリーもプリッツも生身の人間なので飛べない。そこをどうしたかというと、リナリーは足元の東南西北パネルを踏んだら床がせりあがって無事入口へ行けたし、プリッツはさっきやっつけた海賊の飛空艇をハイジャックするという荒業を使って神殿に入りました。プリッツは粗暴でせっかちなところを何とかして、リナリーとうまく連携とってほしいなと思いました。
同時刻、タイクーン飛空艇部隊「鉄の翼」がやはり風のクリスタルの様子を見に神殿へ向かってました。
国の管理下なのかバッツ末裔が管理してるのかよく分らんな。200年の時を経て、タイクーン王家とバッツ末裔たちの縁も薄れてうやむやになってるのかなあ。
ここに残る風のクリスタル以外の地水火クリスタル(イストリー!?・ウォルス・カルナック)は悪いやつに奪われて各地はえらいことになってるようです。最後の砦!守れ風のクリスタル!!!
無事に風のクリスタルの元へたどり着いたリナリーとプリッツ。空中に浮いてるんで肩車してクリスタルを取ろうとするけれども、触れた瞬間に謎のフラッシュバック!
え!?今のなに…ってなってるうちになぜかクリスタルがリナリーに吸い込まれていく。
キャアア刺さってる!!!胸から体内に入ったクリスタルは
なぜか尻付近へ移動。そして光る。え??????なんで????なんでだよ!あかほりさとるだから!?ナンデ?!って思っているうちに風の章おわり。
炎の章
クリスタルが体内に入り、具合悪そうにしているリナリー。白魔道士のところに連れてってやるからな!とバイクを走らせ神殿の外に出るプリッツたち。
出入り口でタイクーン国の飛空艇部隊と鉢合わせし、風のクリスタルを返せと迫られる。説明しても分かってもらえないだろうから、素直にさっさと逃げればいいものの、プリッツは飛空艇部隊の隊長・バルカスに切りかかって行くという。好戦的すぎるしなぜかリナリーも止めない。
戦っているところ第三勢力、海賊ルージュに捕まる三人。ルージュも風のクリスタルがほしいとのこと。すみません、たぶん個人で持ってても手に余るものだと思うんですけれども…。
ルージュに拷問されても風のクリスタルの在処を吐かないプリッツ。暴力的で単細胞だけど、リナリーだけは守るんだね。
しかし牢屋にぶち込まれているときにリナリーの体から飛び出すクリスタル。自由すぎ~。
そのクリスタルから出てきたのはなんとミド。
そうです、我々も知っているミド。FF5で会ったミドと同一人物です。死んでるんで霊体だけどね。ドット絵準拠でメガネしてない。
クリスタルが体外に出たとたん、悪いやつに居場所を感知されてしまった!ので再びリナリーに収納。
この顔。なんか一回「気持ち悪い」って言ってたしかわいそう…。
ミドによると、デスギュノスとか言うやつがクリスタルを集めて世界を滅亡させようとしているらしいです。
ミドは慇懃無礼で妙に達観しているこどもって感じ。
この一部始終を見ていたルージュにクリスタルがリナリーの体内にあることがばれてしまったけれども、なんだかんだで牢から脱出成功。
しかし攻めてきたデスギュノス軍勢に攻撃される海賊アジト。そこでプリッツが「クリスタルを持っているのはオレだ~!」と囮になり、デスギュノス軍勢を火薬庫に集めて爆破するという頭イカれた方法で一網打尽にしましたとさ!!!
沈むアジトを見て泣いちゃうルージュ。かわいそう
その件については別にどうでもよさそうな顔で見てるリナリーは、一応プリッツの心配はしてたようで。
一寸法師みたいに漂流していたプリッツを、海に飛び込み自らお迎えに向かうという好待遇。ボーイミーツガールものみたいでかわいいね。なんか大団円なエンディングみたいだけれども次に章へ続きます。
竜の章
あっサブタイトル地水火風じゃないんだ!?
とりあえず風のクリスタル(=リナリー)をタイクーン城に持って行くことに。
飛空艇内。椅子でお行儀よく眠るリナリーかわいい。眠そうなツラでケツ掻いてるプリッツはバカそうで好感持てるな。
海賊であるルージュは当然捕虜扱いだったけれども、あとで女王の計らいで開放されます。
飛空艇はタイクーン城へ到着。
タージマハル!?!?!?!?!
原作の洋風な城か紫禁城みたいなのを予想してたのでびっくりしました。
レナ女王に謁見。美しい。
「生まれつき粗暴の塊だ!」って豪語していたプリッツも平身低頭でお出迎え。
レナ女王とクリスタルのこと、世界の危機のことを話す一行。
今までデスギュノスの話をあまりしたくなさそうだったミドが重い口を開く。
ようは200年前、エクスデスとの戦いで無理をしすぎて体を壊したシド(ミドの祖父)はクリスタル制御術の研究をしていたけれど、これやばすぎる術だからあの世に持って行きま~すと言って自分の死と共に研究成果を消し去ろうとしたけど、SDGsの精神を持つデスギュノスが「その脳髄もったいないからチョウダイ!」ってシドの脳を死体から取り出して持ち去り、ついでにミドを殺して行ったそうです。ひどすぎる展開&回想シーンのバッツらのビジュアルに目を奪われました。
シドミドはともかく、バッツ一行のビジュアル!?!?!?!?!誰がどれだか分かるけれどもすげえな、FFていうかむしろDQというか、なんかソードワールドとかに居そうな雰囲気。
脳みそゲットだぜ。
身内の尊厳を踏みにじるような扱いをされた挙句自分も殺されたんじゃ、そりゃ死んでも死にきれないよなあ…ミド…。そのうえ、それ以来黒い月から「助けてくれ」って声が聞こえるって。ホラーじゃん。
ラスボスの居所が分かったところで月までの移動手段どうしようか?ってところで、飛竜のお世話になることに。地下で眠っているらしい。絶滅してなかったー!ヨカッタ。
そんな中、攻めてきたデスギュノス軍勢を迎撃するバルカス&ルージュと飛竜を起こしに行くリナリー・プリッツ・ミドに分かれて行動。
でも結局リナリー組のほうにもデスギュノス勢が攻めてくる。
そこで召喚したのはやっぱりチョコボ。もしかしてリナリー、これしかできないの!?太刀打ちできずに捕まるリナリーだけど、きっちりプリッツが取り返して何とか飛竜の元へ。プリッツ一体なにものなの!?逆にリナリーは血筋はすごそうだけど戦闘能力いまいちだね~!
パネル(石板)は飛竜っていうより飛龍だな。やっぱり中華風。
そこでリナリー体内のクリスタルが反応し、塔のようなものが隆起。
尻から光。絵面がひどすぎる。なんなのこのクリスタル…。自分がリナリーの身内だったらブチ切れてクリスタル粉砕してるわ。尻からナニカって、どうやっても面白いか下品かどっちかになるから最悪すぎません!??!?
ちなみに飛龍がいる塔は水に囲まれていたので、プリッツが服を脱いで泳いで渡ってました。プリッツの貴重なパンツ姿です。作中ではここと、ルージュからの拷問シーンでしか彼のパンツを拝めません。
塔にはちゃんと飛龍がいた!けど
小さいしみすぼらしいし不細工だしなんの威厳もない生物。リナリー曰くかわいいとのことだけど……………。
飛龍ゲットしたタイミングでデスギュノス…じゃなくて、デスギュノスとなるラーデビル(今まで勘違いしてたけど、このラーデビルとかいうやつがパワーを集めてデスギュノスという存在になろうとしているらしい)が現れ、リナリーを誘拐!
それにブチ切れたのか興奮したのか知らねえが、小さかった飛龍が突如光だし巨大化!
やったぜ!このでかさなら月まで行けるよ!
しかし伝説の存在とは言え生身で月に行かせて大丈夫かな!?最終章へ続く!
星の章
ようやく最後の風のクリスタルを手に入れ、念願の宇宙のエネルギーを浴びまくって大はしゃぎのラーデビルさん。200年もかかっちゃったもんね。
飛龍の力で黒い月へ。迎撃を受けたプリッツたちだったけれども何とか着陸。
デスギュノスの居場所を探ろうとした瞬間、ミドが何かを受信して「オジーチャン!!!」と叫び北を指す。オジーチャンの呼び方こわすぎません!?
向かった先ではデスギュノスと交戦。鉄の翼炎上。
リナリーも発見し無事取り返す。
しかし!リナリーちょっとイカレチャッタらしく、なぜかプリッツをぼこぼこに。
顔面狙ってる!顔面狙ってる!こえ~~~よ~~~~ ていうか強いじゃないのリナリー!!!
ミドのおかげで正気に戻ったけれども、顔面ボコボコのプリッツに「誰がこんなひどいことを!」とお約束の声をかけるリナリー。
でもこの笑顔ですよ。真実は言わない。リナリーだけには優しいプリッツ。
バルカスたちがほかの三つのクリスタルも取り返したし。
スーツケースに収まるクリスタル。砂糖菓子みたいでおいしそう。
やっとおじいちゃん(脳)に会えて嬉しそうなミド。ほっこりします…ね…?…………シドの扱いひどいなこの作品…。
物語も大詰め、いよいよラスボス戦です。ってところでなぜかクリスタルがプリッツに移る。(まあきっと力を貸してくれようとしてるんだろうけど)
なんかよく分らんけど、プリッツ→リナリーでクリスタルの力が増幅されて?
んでとどめはプリッツの一閃。やっぱり強い!
人の脳みそとクリスタルパワーを使っての世界制覇の夢は潰えました。
ミドはおじいちゃん(脳)も取り返せたし仇も討てたしようやく成仏できるね。
「また脳みそ盗まれるなよ~!」「ご忠告ありがとう~」プリッツらしい雑な別れの言葉でした。
エンディング。山水画のようなのどかな風景。
故郷へ帰り、途中退場したじいさんに顛末報告するリナリーとプリッツ。
そこへ横付けしてくる飛空艇。なんとバルカス、ルージュの仲間になっていました。ルージュ、意外とバルカスのこと気に入ってたのかな!?そしてタイクーンいちの戦士(自称)だったのに退役&賊にジョブチェンジ許してくれたのかレナ様は!?
それ見てびっくりするけれどもノーコメントのプリッツたち。
ゆったりと流れていく川のように、さわやかで穏やかな終わり方でした!!!おしまい。
感想いろいろ
- スケベクリスタルちょっとひどすぎない!?よくスクウェアからOKでたなあ
- パンツ見せすぎじゃない!?スクウェアこれはいいの?
- アクションシーンが結構見ごたえがあった
- 無駄なセリフがないというか、無駄にセリフを言わさないのが面白かった さっき書いたけど、バルカスその後に対してノーコメント(リアクションはあった)だったり、リナリーをかばってぼこぼこにされるプリッツに対して、普通だったら「やめて!」とか「大丈夫!?」とか言わせそうなのに、表情だけで済ませたりとか
- 明快で明るい少年少女の冒険活劇でしたけど、成長要素がなかったのが潔かった
- プリッツ強い!!!作中ほぼ無敗では?少年キャラであそこまで出来上がってるのは珍しいなと思った
やたら好戦的で口が悪いのは気になったけれども、実力はあるしリナリーには優しいのは一貫してたし変なスケベ感もなかったので丁度いいバランスだった - リナリーは存在感はあったけれども意外と活躍してなかった これから召喚士の道を究めていくんだろうか
- 原作ファンとしてはミドが出てきてくれて、かつメインキャラだったのはよかった 若干キャラが変わってたけどね
最初こそプリッツと言い争いしてたけど、そのあとは「バ~~~カ」とか言われても流してて、プリッツよりも大人で偉いなあと思った&オジイチャン(脳みそ)と再会したときはめっちゃうれしそうでかわいかった - 音楽とその使い方が独特だった FF5メインテーマやバトル曲聴けたのはうれしかった ただアクションシーンで迫力ない曲だったり、最後のほうのバトルシーンなんかは民謡みたいなのがずっと流れていて変だった
エンディング曲?の「風水紀行」はこの作品に合っているオリエンタルな雰囲気で良かった フルで聴きたいな~
最後にFF5ファンに、OVA版バッツ一行の正面画像をおとどけです。
クルルだけ再現度高いな!?野性味があるガラフいいですね!!!
このブログ読んでるそこのあなた!なんと2024年6月にまたアニマックスで放送されるらしいですよ!(FF:Uも)
検索結果貼れなかったので、ここから探してみてね!今後も定期的に放映するんじゃないかな?おわり!!!