こんばんは、手すりの赤いダニです。FF16をクリアしたので、ざっと感想書き留めておきます。字ばっかり!ネタバレありだよ!!!
これまでのFF16と赤ダニ
実は発売日に買ってプレイするFFナンバリング作品は初でしたので、予備知識をあまり入れないで楽しみたいと思い、トレーラーなどもほぼ見ないでプレイに臨みました!
プレイ時期とクリアまでの時間
2022年6月下旬~7月上旬
60時間 Lv.48 トロフィー67% ストーリーフォーカスモード
思い出の品は1個欠け、リスキーモブも2体見つからなかった
プレイ記録や感想
【ストーリー】
暗い!重い!!大人向け!!!陰惨な復讐劇かと思いきや、クリスタルや横暴な神と決別し、人が人として生きていこうぜ、という希望があるストーリーだった。
一読しただけでは理解不能な設定もなかったし、本筋も分かりやすかった(FF的に王道と言えば王道)。
だんだん希望を見出していくのはいいのだけれど、序盤から終盤近くまでは人死にまくりの混迷極まる世界情勢でなかなかきつかった。そう…はじめっからネームドキャラがばんばん死にゆくので気が休まらなかった。それが過ぎ去り、中盤以降はモブぐらいしか死ななかったので気を抜いていたら、終わりにかけてバーゲンセールのように死にはじめて冷や水ぶっかけられました(テオはまさかって感じだったので心折れた)。
また、ベアラーに対する差別描写が世界のいびつさ暗さに拍車をかけており、アルテマが言うところの「人の罪」をまざまざと見せつけられた。
アルテマ倒した後、遺体の傷を治し、ジョシュアを抱きしめながらのクライヴ回想には胸が締め付けられた。幼い弟と手をつなぐクライヴ、ナイトに叙されるクライヴ、赤ちゃんジョシュアをはにかみながら嬉しそうに見つめるクライヴ…。
エンディングは…ジルが泣いている…クライヴは仲間の元に帰ってこられなかったのか……、いや、あれ?ジル少し笑ってる?どっちだ…?と長い長い長いエンドロール見ながら考えてたら、最後に魔法のない世界で遊ぶ兄弟のシーンに出てきた本の著者が「ジョシュア・ロズフィールド」と!?うーん、ハルポクラテスに羽根ペンもらったし、弟の名を残したかったクライヴが書いたんだろうかと自分は思った。
ふたりとも生きててくれたらうれしいけど。
そしてですね。プレイヤーの大半が気に食わないであろうラスボスを、顔面パンチでとどめさしてくれたのは爽快でした!これがあるから100点満点!!!
【難易度やシステム】
召喚獣に顕現して殴りあうのは、演出も派手でダメージもけた違いで楽しかった!
ストーリーフォーカスモードという名のイージーモードや各種バトル補助アクセサリーが充実しており、またステージも基本一本道で迷ったとしてもボタン一つで行き先が分かるので、大抵の人はクリアできる難易度でした。助かった!
ちなみに自分はストーリーフォーカス+オートスロー、召喚獣はフェニックス&イフリートとタイタンは固定で残り1枠はいろいろローテで使用してました。
しかし仲間の強さは控えめで、結局ボスは自分で倒すしかなく腱鞘炎になりそうだった。
アイテムも近くを通るだけで回収してくれるし、ポーション等もいっぱいだったら勝手に使ってくれるし、地域間の移動も簡便にできてストレスフリーだった。
難易度高くして過去のステージを遊べたり、召喚獣固定で制限時間内に倒す挑戦ができたり、2周目にしかない高難易度が用意されていたり、バトルやりこみたい人にはそれなりの用意もあっていいと思った。自分は石塔、ラムウのしかクリアしなかったけど。
また特に説明ないからしばらく気付かなかったけれども、属性の概念がない!?あとはステータス異常もなく実にシンプル。
鍛冶屋システムもとってもシンプル、こちらで素材を組み合わせる必要もなく指定されたものを持ち込むだけ。迷わなくて済むけど、少し物足りなかったなあ。
換金アイテムやお金はたくさん手に入るけれども、買うものそんなになかった。
【キャラ】
どのキャラクターも地に足がついているというか、遊びや隙が少ない。間抜け要素があんまりないかなあ。突飛なやつがあまりいない。トンチキ野郎はバルナバスくらいかな?あと死んだ人の名前を植物につけてるマン。
皆さん服装や髪型、髪色も現実的で、争いや差別を続ける人間の描写と相まってリアルだった。あとヒゲヅラ多かったな!?!?!?
クライヴとジョシュアが最後までクソババアのことを「母上」と呼んでいて切なかった&バイロンのことは一貫して「叔父さん」呼びでかわいかった。
クライヴ
弟を殺したやつを恨み続けて13年、奴隷生活に耐えてたのが気の毒すぎる。ジョシュアはクライヴを探し出せなかったんだろうか。とにかくクライヴ、よく性格が歪まなかったよなあ…言葉遣いはちょっと悪いけど。
基本的に落ち着いているけれども、弟を失った時は号泣していて普段との落差がすごかった。かわいそうに…2回もあんな思いをさせられて…。
「シドの言う抜け道は魔物だらけだ」ってプンプンしてたり「それは大変だったな」と大真面目にモーグリに話しかけたりと愛嬌あるところを見せてくれてちょっと面白かった。モーグリだけじゃなくて狼、チョコボとも縁があって動物だいすきマンでしたね。ただちょっとアンブロシアに対しては塩対応ではないですか!?(乗る時の声かけが冷たい)
FF最年長主人公かつ「シド」になった唯一の主人公!「この雷に打たれるのはどいつだ」って、シドの口上真似しているところはかっこよかった。
クライヴ、序盤は結構抑え気味にしゃべってたので、バトル時の威勢のよいボイスとかけ離れていてなかなか慣れなかった。
ジル
こちらも落ち着いたキャラだけれども、やっぱり長年の奴隷生活でだいぶ苛烈にならざるを得なかったんだなあと感じて気の毒でした。ロザリアにもらわれてきたのも、まあ、クライヴと出会えたと思えばそれは幸運だったのかな。
ジョシュア
ファイジャ!
人として生きられたかもしれないけれども、幼いころから使命に縛られて、使命を全うして死んでいったので、もっと人生楽しんでほしかったなあと思った。あとは兄ちゃん妄信タイプじゃなくて、ダメだと思うことははっきり告げてぶん殴っててよかった。
その他
シドは序盤の精神的支柱だったよなあ。言動に余裕があって、シドがいるだけで安心した。ミドはシドの死を吹き飛ばすような明るい子でよかったなあ…なんて思ってたら、最後の最後で耐えきれず泣いていてつらかった。我慢してたんだね。
ガブはここまで重要キャラになるとは思わなかった、ほぼメインだよね。明るさに救われた。
ディオンは本当にかわいそう、FF16では1・2を争うほどの悲惨さだった。贖罪ができたことは本人にとっては救いだったんだろうか?んで殿下のカレピは、ちゃんと薬売りの女の子保護してくれたのかな。
田舎くさい新人くんといった風体で、フェニックスゲートで死んでしまったかと思ってたウェイドが生きてて嬉しかった。めっちゃ精悍になってる!国は滅んでも祖国の誇りを忘れずに生きてきたんだね…で相方のタイラーは!?ヴィヴィアンレポートだと白黒になってなかったから、どっかで出てくるかと思ったのに。
バイロン叔父さんは元気でうるさいジジイで、出てきただけで面白かった。甥っ子ちゃんたち大好きすぎてかわいい。
モブで一番好きなのが、隠れ家にいる恋多きアスタ!平凡な男から美男子まで、常に見境なくほめちぎってるので、セリフ聞いてて心地よかった。誰でもだいすきなんだね。
吟遊詩人はこれぞ吟遊詩人って感じで雰囲気あってよかった。
モーグリ、たまに「ピャー!」みたいな効果音(鳴き声?)でるのが好きだった。もっと奇行聞かせて~。
アルテマは思想も見た目も気持ち悪い、初登場が音もなくゼロ距離待機だったしとにかく顔がダメ、モザイクかけてくれ。
【音楽】
世界観に合わせた静かできれいな曲が多く、聴いていて心地よかった。
バトル曲はかっこよくて気分が盛り上がった!
FFメインテーマ、オープニングテーマ、プレリュード、勝利のファンファーレなども、聴いてすぐわかるくらいのアレンジで取り入れてくれて嬉しい ここぞというところで流れるのでいい演出でした。
【グラフィック】
人物は明るいところだと人形っぽいなと思ったけれども、暗いところだと質感が良かった。
人物の造形は、リアルとファンタジーのよい塩梅で好き。ただジルやジョシュアの鼻の下が少し長いかなと感じることもあった(これは好みの問題)。クライヴはめちゃかっこいい。
風景は美しかった、ぬかるみの足跡表現などもリアルで素晴らしかった。
砂漠地帯だと靴が汚れてるのが細かくていいなあ。
なまじリアル寄りのグラフィックなので、死体グラフィックがちょっときつかった。特にあのね、吊るしてるのはきつかったかな。
グラフィックの全体的な印象としては、FF15のほうが見ていて楽しかったなあと感じた(朝昼夜の概念があって、風景見ていて飽きなかったから)。
バトルなどの動きがあるシーンは迫力があって楽しかった!あと誰が何をしているかわりと分かりやすかった。
【モーション】
シドが舌ペロする動きがリアルで笑った。
各国で敬礼ポーズ違うの良かった、プレイしながら真似しちゃった。
【過去作関連】
音楽以外にも過去作オマージュがところどころ取り入れられていて面白かった!
(竜騎士のカインポーズ、雷神シド、じいちゃんに食べさせるうまい魚、斬鉄剣(大斬鉄)返し・ルカーン・インビンシブル・エンタープライズ・飛竜草・宝箱に隠れてる白いドラゴンのお話(←聞きたくない)・カタストなどの魔法…その他)
リスキーモブのアイコンはキラートマト(はぐれトマト)かな?
【謎】
ねえねえリヴァイアサンは!?吟遊詩人(教団の人のほう)が禁呪がどうのとか言ってたので、もしかしてリヴァイアサンに会えるのかな?とマップうろついてみたけど何もなかったな。
「ヴァリスゼア」は何でFF14「エオルゼア」に似た名前なんだろう?関係あるのかな?外大陸なのか?
上にも書いたけれども、最後に出た「ファイナルファンタジー」の著者はジョシュアを名乗ったクライヴだと自分は解釈したけれど、本当のところはどうなんでしょうかね。
【雑多な感想の羅列】
ゲーム酔いしなかった!
フォントがとても見やすい、ユニバーサルデザインっぽい
移動中、だいたいトルガルのワフワフクンクンが聴こえてきてかわいかった
FF16のゴブリンは醜悪フェイスすぎて完全化け物じゃんムリムリと思ってた折に、ゴブリンと共存しようとしていたヨゼフというキャラが出てきてびっくりした FF11のモブリン&ガルカのジャボスを思い出したよ
隠れ家の人たち、クライヴがシドになってからは名前が表示されるようになって、ああ、クライヴもここの一員になったんだなあと感慨深かった
普段使わないような単語(「甚謝」など)や訓読みや和語(「大戦→おおいくさ」「産み月」)が多く、独特の雰囲気があるなと感じた
日本語ボイスだと口が合っていなくて、誰が話しているか分かりづらかった
魔法使いすぎて石化すると物語中盤で判明してからなるべく使わないようにしていたけど、関係なかったのかな!?FF8だと召喚獣使いすぎると悪影響あったからびびっちまったわ
クエスト受注・報告の際のクライヴが、やや上目遣いで相手からあまり目をそらさないからガンつけてるようで面白かった
モルボルのアクセントって平坦なのかモル↑ボル↓なのか
裸にする必要あったか!?って思うくらい何だか全裸シーンが多いし唐突感があった バルナバスのやつは…なんだあれ、アルテマからのサービスか?クライヴ&ジルはまあ、服乾かしてるのとその後の展開を暗示してるんだろうけどさ
ヴィヴィアン先生の情勢説明はありがたかった、FF12にも欲しかった
用語説明も分かりやすく補足されていて大変助かった
オーディンやアルテマは技名を叫んでいたので、若干間抜けでかわいかった
ふざけていられる状況じゃないのは分かるけど、全体的にFF16は笑えるシーンがなかった 強いて言うなら最後までアンダーヒルさん呼ばわりされていたところぐらいかな
こっちが泣いてしまうシーンは多かった クライヴ・ジョシュアの再会、テオドールの死、トルガルコレクションなど
【まとめ】
ひと死に過ぎだけど、ゲーム自体はやりごたえもあって楽しかった!
余韻と謎を残したままで終わりでもいいけど、DLCあったら少しうれしいかな。シアトリズムには曲追加ぜひお願いしたいです!当然来るでしょ!?
↑本編プレイ時のダニへ!DLCあったよ良かったね!!!
DLC第一弾の感想はこちら
【FF16】DLC第一弾Echoes of the Fallen《空の残響》プレイ記録や感想
DLC第二弾の感想はこちら
【FF16】DLC第二弾The Rising Tide《海の慟哭》プレイ記録や感想
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