こんばんは、手すりの赤いダニです。
アンリミテッドDVD感想は終わってしまったけれども、ファンブック等の感想は書くよ!と言ってもう3か月も過ぎてしまいました。
ドラマCDはまた後日で、今日は写真左のファンブックについてです。
ファイナルファンタジー:アンリミテッド アフター ~外界の章~
2002年5月16日 デジキューブ発行
定価 2,200円+税
泣く泣く打ち切りエンドを迎えたFF:Uでしたが、複数メディアでその後の展開が少し補完*1されています。
収録内容
- 草彅琢仁さん書き下ろしポスター&カードゲームプレイシート
- 異界の章(テレビアニメ)各話ダイジェスト
- 異界の章~外界の章を繋ぐコミック
- 外界の章シナリオ
- 用語集
- スタッフ対談やインタビュー
- カードゲームのガイドおよび付録カード
この中で個人的に嬉しかったのが、伯爵&ヘルバの草彅琢仁さん書き下ろしポスター!!!草彅琢仁さんの絵とっても好き!上海丐人賊大好き!*2ちなみにFF:Uサントラジャケットどれかも、草彅琢仁さんの絵を使ってたような気がします。キャラクターのデザインも色使いもどことなくただよう不穏な雰囲気も好きです。最高!!!
異界の章各話ダイジェストはコンパクトにまとまっているので、振り返りにちょうどよい感じです。アニメ見てない人にも大体話は伝わるかなあ。
コミックは、アニメラストの風vs雲後の、コモディーンに救出されたリサと双子一家と異界消失・宇宙崩壊から荒ぶる混沌の話。作画は山田博行(海童博行)さん。
本書メインコンテンツと思われる外界の章シナリオは、読みごたえがありました。書いたのはテレビアニメのシリーズ構成・脚本の冨岡淳広さん。
冒頭は先述のコミックと同じ展開で、その後外界こと元の世界に帰ってきたリサたち+チョビ。つかの間の家族だんらんを楽しむハヤカワ一家だったけれど、リサの属する機関にひっとらえられて連行・隔離され、また親子が分断されてしまったのでした。リサはリサでハヤカワ一家に入れ込み過ぎて任務から外されてしまうけれども、新キャラソルジャッシーの手引きで再会した双子に、今まで任務だから一緒に居たと悟られて信頼は木っ端みじん。3交代で双子を見張り異界に行った日がたまたま自分が担当だったとわりと余計なことまで正直に告白するリサ、傷つき激しくリサを拒絶するアイ、静かに悲しむユウのシーンは読んでいてつらかった。
そのあとは、なんでか外界に乱入してきた黒き風(復活早くない!?)をきっかけに事態は動き出す。ソルジャッシーは実はガウディウム新凱将で敵だった!しかももともとはリサのかつての先輩でカレシ(ほんとにいたんだ!?)というやっぱりつらい展開、でも乗っ取られたのか何なのかははっきり描かれてなかったけれども可逆性はなく、倒すしかないようでリサがかわいそうだった。
そんなソルジャッシーがタイラント・フングス・ピストの弔いのために祭壇部屋作ってるのがなんかよかった。おかしなところで人間味が残ってるな。ちなみにタイラント亡き後、異界に君臨したのがヘルバでした。なんで!?
再生する異界が外界を侵食しはじめたり、新たな召喚獣ナイツオブラウンドとハーデス(アニメで口上聞きたかったな~)でソルジャッシーと戦うも決着がつかず、なぜかまた戦おうとしている風と雲で終わり。終わり!?このあとどうすんですか!?!?!?
リサ父やクルクス2号といった新キャラが出てきたり、リサの属するC2機関という国際治安維持機構が本格的に描かれれていたり、面白くなりそうだったのに本当に残念。そういや前々から思ってたんですけど、C2機関と言えば艦これですよね。プロデューサーさんはこの名称気に入ってて使いまわしたのかな?
製作スタッフの皆さん・声優さんの対談も、当時の空気が感じられて面白かったです。iモードのファーブラボイスシアターなんてあったのか!?聞きたい…。
カードゲームのところはあんまり読んでないけれども、当時遊んだ人はどれくらいいるんでしょうか。それよりもこのページにあったイラストや表紙もそうだけど、80~90年代のアニメってなぜかヒロインの服をビリビリかつピタピタサイズにしてやたらセクシーに描きますよね。FF:Uは00年代だけど。
こちらのファンブックは中古ならまだ出回ってるようです。
結局FF:Uはどういう話でどういう結末を迎えるのか知りたい!と期待している人にとっては、正直言って消化不良のまま終わるのでいまいちかなあと思います。完結してなくてもいいからFF:Uの続きが見たいよ~って方だけどうぞ。
次はドラマCD聞いてインターネット上のウェブ小説も読んで感想書きたいと思います!