ファイナルファンタジーシリーズのクリア時間記録するところ

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【FF:U】ファイナルファンタジー:アンリミテッド感想Phase.1

こんばんは、手すりの赤いダニです。FF:UのDVDをスクショ撮りながら再視聴しましたので、感想を書きました。ストーリーに触れていますので、もちろんネタバレありです。

当記事は、紹介したDVDスクリーンショットを「引用」として掲載しております。権利所有者様からの警告があった場合には迅速に対処いたしますので、お手数ですがご連絡いただければ幸いです。

参考:著作物が自由に使える場合 | 文化庁

前回はこちら→【FF:U】ファイナルファンタジー:アンリミテッド感想Phase.0

急にFF:Uの感想を書き始めた経緯を書いた上記記事(大した理由は無いです、読まなくても大丈夫)にてFF:Uの概要をさらっと書きましたが、ここでも一度書いておきます。

FF:Uとは

FF:U ファイナルファンタジー:アンリミテッド*1

2001年10月~2002年3月にテレビ放送された、FFの要素を取り入れて、全く新しい世界・ストーリーを描いたオリジナルアニメ作品。ベースコンセプトプランニングはサガシリーズ河津秋敏さん、製作はテレビ東京電通GONZO

1年間(全52話)の予定で製作が開始されたけれども、映画版ファイナルファンタジーの大赤字に起因するスクウェアの業績悪化のあおりをくらい、25話で打ち切られた悲劇の作品。その後のストーリーや設定などはウェブサイトや書籍、ドラマCDでフォローはされているが、そちらでも全容が公開されているわけではなく、残念ながら未完のままになっている。

異界へ消えた両親を探しに旅立った双子のアイ・ユウが、謎の格闘技を使う女性リサや、謎の銃を使う無口な男(通称・「風」、「おじさん」)などと出会い、謎だらけの異界を探索していくストーリー。

もっとちゃんとした紹介・スタッフ及びキャスト一覧はGONZOのウェブサイトに載ってます!

FF:U ~ファイナルファンタジー:アンリミテッド~ | GONZO

 

ではさっそく、ストーリーに触れながら感想を書いてみようかと思います。

 

#01 異界 -やみへのたびだち-

全キャラ初登場!今後おなじみになるシーンやオープニング・エンディング曲にも言及したいので、長い感想です。引用の範囲と認められるのかどうか怪しいくらいスクリーンショット多めです。ごめんなさい。

 

まずあれ、プレリュードのメロディが流れて!ロゴが出ます。いいね、わくわくしちゃう。

 

さて、物語はなんと日本の佐渡島からスタート。当時、FFなのに!?ええ!?と思った記憶があります。正直言うと違和感しか感じなかった。ファンタジーなのに?ってね。

突然佐渡島沖に出現したでっかい柱。何やら不穏、漁師のおじさんもびっくり。それにしても足元に酒瓶転がりすぎでは…。

*2から赤黒い竜が登場!自衛艦などが攻撃するけど全く歯が立たず、そのうち新キャラの白い怪物が登場してドンパチ始めます。なんでここでやるの?

竜たちはCGだ!

決着が着いたんだか着いてないんだか分からないまま、オープニングテーマが始まりました。Over the FANTASY!植松伸夫さん作曲。この曲好き!当時きょうだいがCD買ってたな。映像もスタイリッシュ。

 

「異界の夜へようこそ。わたしはファーブラ、導くもの」

FF:U狂言回し、ファーブラさん。大体物語の冒頭と次回予告に出てくる神秘的な女性。真珠貝のようなところから、我々視聴者やアニメ登場人物を導いてくれる。

ファーブラさんの解説によると、日本海上のアレは「闇の柱」、異界に通じているとのこと。

そしてあの怪物同士が戦った日より12年、ここから本格的にFF:Uが始まりました。

「異界…」タイトルを厳かに読んでくれるのが好き。

 

冒頭の竜同士の戦いの際、その辺でなんかを観測していた物理学者・ハヤカワ夫妻は、闇の柱を通じて異界へ紛れ込んでしまう。しかし運よく帰ってこられた彼らは、その経験を本にまとめて出版する(「界列の日」ハードカバー2500円税別)。その後も改めて異界へ行くも、行ったっきりで戻ってこなくなってしまった。

そこで夫妻の子供、双子のアイ・ユウは両親を探しに異界へ行くことに。気の強そうなお姉ちゃん・アイは行く気満々、慎重派っぽい弟くん・ユウは気乗りしない様子。

インターネットで調べた情報通り、異界行きの地下鉄が来たぞ!やったね!ここもCG使われていて、ヘッドのドリルがぎゅんぎゅん回っております。

地下鉄に乗ると、ピッタピタのミニスカワンピを着たチャンネーが。リサと名乗るその女性の、子供に媚びたような笑顔がめっちゃ気になる双子姉。しかも本人に言う。アイの、このぐらいの年頃の生意気な女の子って感じの言動がリアル、大人に忖度しない物言いが怖いもの知らず~!

リサの媚び…というかごまかし笑いや、何で地下鉄に乗ってたのか、異界に何しに来たのか(アイの「カレシ捜しに来たんでしょ」も適当に流す)もはっきり言わないしあきらかに怪しいんだけど…。

なんて言ってる間もなく、異界へ到着。

団地や公園の風景は一見現代日本と同じように見えるけれど、全部植物でできていてやっぱり異界っぽい。そこで早々、FFには欠かせない存在となったチョコボが登場する。

だいぶ野蛮な生き物!!!アイの髪の毛をかじって振り回しまくる狂暴なチョコボむち打ち症になりそうでかわいそう!足まっすぐなのが気になる、ぬいぐるみっぽい。

そのあとは植物に埋まってる不審者を発見(※主人公)。

ここはどこかも分からないし、自分の名前すらも忘れちゃったおじさん。「ヤツもここにいるのか…」などと訳の分からないことを聞かれて困惑する一同。

そして文字通り降って湧いたキノコに襲われる一同!リサが気功のような技(氣現術)でやっつけるけれどパワーアップして帰ってきちゃったよ!

なんかきのこ野郎のデザイン雑だな!?絶体絶命の彼女たちの目の前に現れたのはさっきのおじさん。

 

ここからは、FF:Uを象徴するおじさんのかっこいい攻撃シーンです。

 

「…動いた」

意味ありげにつぶやく。

「ソイル、我が力!」

そしてフォームチェンジし始める右腕。

冒頭で戦ってた赤黒いほうの竜、顔面が銃身になってたね。これとそっくり。

「…魔銃(マガン)、解凍」

か、解凍!?攻撃準備できたみたい。

 

「お前にふさわしいソイルは決まった!」

「すべての源 マザーブラック」

ソイルの色を宣告し、指ではじいて弾倉に込める。

「すべてを焼き尽くす ファイヤーレッド」

「そしてすべてなる臨界点 バーニングゴールド」

すさまじい気の流れ

銃の中に脈打つ心臓のようなものが見える。

「燃えよ召喚獣

 …フェニックス!」

三色の軌跡を描きながら混ざり合うソイル。

きのこ野郎に着弾!あれ、フェニックスは?

と思ったら爆発して、中から耳障りな奇声(失礼な感想)とともにフェニックスが出現。この画像だと分かりづらいけど、メカみたいなお顔してました。

1話目で結構ハデな召喚獣使ってきたね、フェニックスというと攻撃用というよりも回復(再生・レイズとか)用のイメージがある。

響き渡る勝利のファンファーレ!!!

そして次回へ続く。

 

エンディングテーマはドット絵っぽいチョコボとゲームの会話ウィンドウっぽい歌詞、曲はポップ。しかし真っ黒背景にこのウィンドウだと、どちらかというとドラクエ風なのでは………。

 

「予言します」

そう、次回予告ではなく「予言」!担当は冒頭にも出てきたファーブラ。雰囲気抜群だね~。

キャラ紹介回も兼ねた初回なのでやや退屈ではあったけれど、メイン人物の多くは出そろいました。次回から少し話は動く…かな。

 

毎回定番となるシーン1 「お前にふさわしいソイルは決まった!」

リサと双子たちがピンチになると現れるおじさんこと風、そこでいつもタイミングよく攻撃準備が整う魔銃。コスメカウンターのBAさんのように相手(敵)にお似合いの三色カラーを選んで*3召喚獣をぶっ放す派手なシーンです。「お前にふさわしいソイルは決まった!」からのかっこいい口上は真似したくなる。小学生だったら絶対暗記して真似してる。

三色の弾丸が装填されたタイミングで、どの召喚獣が来るか予想するのも面白い。

毎回定番となるシーン2 ファーブラ

冒頭のほうで、放送回の概要を端的な言葉で説明&タイトルコールをしてくれる(たまに違うキャラクターが担当する期間もある)。また次回予告を「予言」としてお知らせしてくれるのが、ファーブラの不思議な雰囲気と「導くもの」というキャラに合っていて大変すばらしい。あと作画にめっちゃ気合いが入っている。

次回以降、上記ふたつのシーンは少しはしょって紹介します。

 

#02 魔銃 -くろきかぜのおとこ-

おじさん回です。

前回からの続き、フェニックスぶっ放した後に沈黙する魔銃。どうやら任意では使えないらしい。

黙って立ち去る魔銃の男を追いかけようとする双子弟・ユウを止めるふたり。姉のアイに至っては「なんかヤバイよあの人」呼ばわり…(まあ分かる)。

呼びかけるユウの声に足が止まるおじさん。何やら思い出したおじさん。ちなみに歩みを止めた様子を見て、ユウがおじさん呼ばわりしたからだよ!ウソでもお兄さんて呼ばなきゃ!なんて指摘するアイが面白すぎる。まあまあ声がでかいから聞こえてるかもよ!?

とりあえずシカトシカトの無反応で全く会話が成立してません。おじさんこと風さん、全然しゃべんないなあ。

ここいらでようやく、敵らしき人物が出てきます。離れたところから偵察する怪しい人物…そしてでっかい飛空艇?

 

場面は切り替わっておいしそうなお肉。添えられてるのはシルキス(←チョコボが食べる草じゃないの!?)。

お肉と付け合わせの調和を説き、調和を乱すものが現れたことにおかんむりの「伯爵」と呼ばれるおこちゃま。あんなにおいしそうなお食事なのにさ!フォーク突き立ててお行儀悪い!身の回りの物をめちゃくちゃになぎ倒してヒステリックに喚く伯爵!かなり激しやすい模様。

「僕の調和を破るもの=おじさんこと黒き風の男」を消して!と部下に命じる伯爵。今回出陣するのはフングスというパイプ吹かしたおもちゃの兵隊さんみたいなやつ(前回のきのこもこいつの仕業)。

手下はほかにも何人かいるけれど、全体的に小ばかにしあってるようないやな雰囲気を感じます。しかしどれもデザインはいいなあ。

侵入者の始末に出発!おまかせあれ~。

 

風にシカトされた一行はどこへ向かって歩いているのかな?歩き疲れたと駄々をこねるアイとそれを優しく鼓舞するリサ。完全に保護者。素性や目的すらも双子に開示しない怪しい人物なのに、やっぱり異界へ来て心細かったのか、すでにふたりは懐いてる様子だね。

そこへあの狂暴な鳥(チョコボ)が乱入、お約束のように髪を加えられて振り回されるアイ!好き勝手振舞ったあと爆速で逃げるチョコボを追いかけるユウ!たどり着いた先で出会った謎のババア!その名もチョコババ!

お、やっと話が通じそうな人が出てきたか…?お父さんとお母さん知らない?と聞いてみるも大した情報を得られず。こいつも爆速で走り去ります。

またきのこが襲ってきた!!!が、タイミングよく風が現れやっつけてくれたぞ!

普通の銃も持ってたんかい!無表情で淡々と撃ちまくる風、やっつけ仕事感がすごいぞ。

しかしこれは風をおびき寄せる罠だった!

「現れたな、黒き風の男よ!」

というフングスに対しても、特に何か言うでもなくすかさず発砲する風。怖いんですけど!?

「某はガウディウム四凱将がひとり、フングス!タイラント伯爵の命により貴様らを殺ピー」と名乗りを上げるのを全部聞いてあげた後、魔銃が動いたので召喚獣をぶっ放します。

「お前にふさわしいソイルは決まった!」

 

「大空を超える無限 スカイブルー

 大地を貫く完全 グランドブラウン

 そして、次元を抉り出すまやかし マジックバイオレッド

 

 いでよ召喚獣テュポーン!」

 

え!?2話目でテュポーンですか!?もしかしてイフリートとかシヴァとか定番のやつじゃなくて、こういう系統で行くのかな?

ちなみにテュポーンは空間をキューブ状に仕切った後、そのまま圧縮して中身を押しつぶしてました。残酷すぎる…。

風さんの解説によると、風と共にあり空間とともに消滅すべき召喚獣だそうです。

大先生のイメージとはまた一味違った、不思議なデザインのテュポーン。臓器っぽい。

 

風のおじさんはただ助けに来たわけじゃなくて、「白い雲知らない?」とまた一同が困惑するようなことを聞きたかったらしい。知るわけないだろう。誰よそれ、みんな外から来たんだから知らないと思います…。

知らないならいいや、じゃあね~。なんて言わずに無言で踵を返す風。お礼をいう一同。やっぱり会話は成立してません!一応耳には入ってるのかな?

あと「チョコボの意志が伝わるアイテム」をゲットしたユウのおかげで地下鉄に乗り遅れなくて済みそう。今後も地下鉄に乗って異界を移動するんだね。

 

おじさん回と言うよりも、伯爵一族のお披露目回でした。

 

続きはこちら→【FF:U】ファイナルファンタジー:アンリミテッド感想Phase.2 

*1:放送されたアニメには「~異界の章~」というサブタイトルがついている

*2:柱が出現したのは日本海側なので、ハングル文字看板のある町や山奥の人民服を着た人々、キリル文字看板のあるところから見えてるようなカットも入ってた

*3:何を買うか最終的には顧客に決定権があるコスメカウンターとは違い、お前にふさわしいソイルには拒否権はない