こんにちは、手すりの赤いダニです。「新作歌舞伎 ファイナルファンタジーX」を見に行ってきました!!!面白かった。
思えば発表があった昨年夏、「歌舞伎よく分らないしな~多分行かないよ」と話していたのに、いざ始まってみると良い評判ばかりが目に入ってきて、これは見なければ絶対後悔するな…行くか!と行ってきました。前言撤回!大人ぶってカッコつけてさやりたいこともできないなんていやですからね!!!
歌舞伎初心者です!!!高校生の頃に授業の一環で一度だけ見たことがあるけれども、さっぱり分かりませんでした。
また、出演される歌舞伎役者の皆さんも存じ上げませんでした。ほんとにすみません、ゲームばっかやっててテレビも見ないから…ダニ…。ギリ中村獅童さんは知ってたって程度。
見てるときに掛け声かけるんだっけ、あと平服で行っていいのかすら分からなかったし、IHIステージアラウンド東京とやらがどこにあるかも分からなかったし…とりあえずその三点だけ調べてから行きました*1。
極力事前情報を入れたくなかったので、関連ネット記事は全スルー。ユウナの異界送り映像だけは見ました。きれいだった。
行くか迷ってる方へ
豊洲が行ける距離であり、FF10好きで、時間もお金も惜しまないのでしたら、ぜひ行ってください。ていうかそういう方は言われるまでもなく行ってるよね!?
少しでも興味があるなら見ておいた方がいいです。オオアカ屋も言ってましたけど、「最後かもしれないだろ?」って感じなので。かもというか調べたらほんとに最後でした。
IHIステージアラウンド東京は、この歌舞伎FF10の公演を持って閉館だそうです!なのでこの機会を逃したら、同じ演出で見ることは今後叶わないということです。
あと、前編後編の間で食事する場合は、どこでするか決めておいた方がいいです。レストランは会場内にはなし、キッチンカーは多分公演中は来てるけれど結構並ぶ、事前注文の弁当はいいが、食べる場所は外しかないので悪天候時は地獄です。状況を見て、いったん外出してどこかの飲食店に行くほうがいいかもしれません。
ざっくりとした感想
- 和楽器アレンジのFF10曲が素晴らしい
- 見せ場以外は普通に話してくれるので解説不要
- 歌舞伎らしい豪華な演出が楽しい
- ゲームの本筋を概ねなぞっていたけれども、シーモアの描写が細かくなっており、感情移入できた&ユウナやティーダとの対比が際立っていてとても良かった
- 昼夜にわたる7時間ほどの公演を、週に一度お休みはあるものの1か月半くらいぶっとおしで行う歌舞伎役者の皆さん・スタッフの皆さんすごいなと思った
会場や運営に関するちょっとした苦言
- 屋内の飲食スペースがなさすぎて、悪天候&低気温だと過酷すぎた
- お手洗いは少なくないが多くもないし、使えない時間があり困った
チケットの種類と会場までの道のり・物販その他
チケット
明日?え?休日出勤ですか?あ、いや仕事全然終わってないんですけど休みたいんです…いえ別に何かあるわけでもないんですが休日は休みたいんですけど…あの、ダニが求めてるのは労働する時間じゃなくて増員なんですが!?!?!うるせ~~~誰が出勤するか!明日はFF10歌舞伎見に行くぞ!!! pic.twitter.com/TGKymP9AeP
— 手すりの赤いダニ (@mlwjas) 2023年3月17日
前編後編通しで通常S席は28,000円でしたが、これに3,300円のお弁当がついた29,000円チケットを買いました。結構な出費でしたし、過重労働続き&仕事終わってないのに休日出勤蹴っての参加でした。でもさ!この機会逃してはならなかったからさ!いいんだ!
S席特典はメインビジュアルのB2公演ポスター*2、お弁当の実物写真は撮ってる状況じゃなかったのでありませんが、上記画像の中央のやつです、お弁当ノベルティは上記画像の弁当の横に置かれたシールです。
S席と言ってもすごく良く見える席ではなく、ダニに割り振られた席はやや端のほうでしたので、役者さんが中央らへんにいる時は良く見えましたが、席ド正面だと前の人の頭がかぶって全然見えませんでした。
ただ席にはふかふかの背当てとクッションがついていて、それなりに快適でした!(自分の体格のせいで座席高さが合わなくて膝が痛かったんですがね)
会場までの道のり
神奈川県在住のダニにとって豊洲は遠かったです!!!何とか豊洲駅までたどり着き、せっかくなので徒歩でIHIステージアラウンド東京まで向かいました。ウォーターフロントの開けた街並み、素敵でした。でもたまにゆりかもめ乗ると楽しいんだよな~*3。
物販
物販利用時にはチケットを確認されました。
九谷焼のコップ・お皿は入荷数が少ないようで売り切れてました。あとトートバッグ(水色)もなかったかな。さわやかな色でいいなと思ったので少し残念。開場直後は激混み、休憩時間は比較的すいてました。というか前編後編の合間は並ばず利用できました。
混んでいるときはパンフレットのみ別列で売ってたので助かりました。
受注生産グッズの申し込みも、ここでします。米吉さんユウナが!美しすぎて!!!注文しちゃいました!!!届くの楽しみ。
また会場内に軽食・飲み物・お弁当などが売られているカフェもありますが、それほど種類もなく、飲食スペースも立ったまま使えるテーブルが3~4個(椅子は無し)ほどの小規模なものです。会期中はFF10イメージのドリンク3種類@1,000円、ドーナツ600円がありました。
パンフレットと、海イメージのマーブルドーナッツ(かわいくておいしかった、600万円もしたがな!)と、ドーナッツノベルティのシール。全部色がいい…。
その他
会場にはリピーター向けS席チケット購入QRコード(通常よりも1,000円安い)、観劇後アンケート用QRコードが掲示されていました。
お客さんは、若い方(お金持ちだな~)や親子連れ、お着物のご婦人、割と年配の方、海外の方、いろんな人がいました。
感想
原作再現度
ビジュアルに関しては歌舞伎風に大幅アレンジされているものもあるけれども(リュック、ユウナレスカ、シドなど)、概ね原作イメージ通りのアレンジで面白かったです。実物を見ても、思ったよりもコスプレ感少なかったなあ。
個人的には、ユウナ・キマリ・アーロン・ルールー・オオアカ屋・ユウナレスカのアレンジが良いと思いました。アーロンなんか眼帯違和感なさ過ぎて、原作通りかと錯覚するくらい。
シーモアのトンチキヘアスタイルは良く再現したなあ…。グアド族もちゃんと手がでっかくてかっこいい鎧着てたのでいい!と思いました。でっかい写真で見たい。
召喚獣はシヴァ以外分かりにくかったけれども、人外感が出ていて素晴らしかったです。
しゃべりに関しては、初登場時の自己紹介や見せ場では歌舞伎っぽい口調でかっこよくよどみなく話してましたが、それ以外は普通の劇のように現代口語で話してくれてました。そしてほぼ全員、しゃべり方を原作に寄せていると感じました。すげえ…。心なしか、ワッカ・ユウナ・キマリ・ジェクトは声まで似てる気が…。感情が高ぶった時のティーダも、原作と同じくらい良かったです。
トワメルなんか、もともとがオーバーなしゃべりだからほぼそのまんま&歌舞伎特有のさらに大仰なセリフ回しで、非常にトワメルっぽくて面白かったです。
また、原作ファンが期待しているであろう主要なセリフ(最後かもしれないだろ?、お前たちの物語だ、キマリは通さない、絶対倒しますなどなど)は、ほぼそのまま使われてました。
原作との相違点
ほぼゲーム通りだけれど、一日の公演におさめるために工夫されているところもありました。ルッツ&ガッタがビサイド・オーラカの選手だったり、ユウナとリュックが初対面だったり、ワッカのアルベド嫌いイベントの発生時期が早かったり、シーモアのハーフを強調するためにオッドアイ設定にしたりなど。全て違和感なくうまく仕上がってました。
あとは、原作よりもキャラクターがみんな感情豊かで愛情深い。リュックをかわいがるシド、ユウナモンペ風味のキマリ(ユウナはそんな娘ではない!!!)、わりと叫ぶアーロンなどなど。分かりやすく心が温まるデフォルメでした。
あとは、ゲーム中ではほぼ呼ばれることのなかった「ティーダ」の名前が呼ばれてました。
休憩時間
公式サイトより引用
◇前編 11:30 開場 12:00 開演 上演時間:3時間35分
第一幕<55分> 12:00~12:55
休憩<20分> 12:55~13:15
第二幕・第三幕<75分> 13:15~14:30
休憩<20分> 14:30~14:50
第四幕<45分> 14:50~15:35
【前編・後編間休憩 15:35~17:00】
※新型コロナウイルス感染対策並びに舞台機構の確認のため、
前編終了後、すべてのお客様に一度客席エリア外にご退出いただきますが、
準備が出来次第、劇場ロビー内にはお入りいただけます。
◇後編 17:00 開場 17:30 開演 上演時間:3時間25分
第五幕<55分> 17:30~18:25
休憩<25分> 18:25~18:50
第六幕・第七幕・第八幕<125分> 18:50~20:55
概ね時間通りだったと思います。前編終了後、後編の開場時間までお手洗いは使えません。うおおああああ!!!
前編の感想
【序盤】
オオアカ屋をどう使うんだろう?と思ってたら、本編中ではなく物語開始前の語り部として出てきました。
「オオアカ屋!オオアカ屋、よろしく!」で始まった歌舞伎FF10で、思わず笑ってしまいました。あと屋号かのように、客席から「オオアカ屋!」って掛け声がかかってました。
オオアカ屋による歌舞伎とFF10の簡単な解説、見得講座、「歌舞伎初めての人」「ゲームやったことない人」で挙手してもらってました。ダニが見える範囲だと半々ぐらいでしたが実際どうなんだろうか?
【夢のザナルカンド】
冒頭、「ザナルカンドにて」にのせて遺跡前野営シーンがスクリーンに映された時点で涙が出てきました。涙腺壊れてるから…。*4
- 観客の女の子たちに「今日シュートしたらこういう合図するから君たち向けッス!」ってやつを再現してたのは笑った。これ拾うのか!?ということは細かく原作再現していくのかな。
- アーロンからの「ジェクトのみやげだ」キター!でもロングソードじゃなくてフラタニティでした。
【ビサイド島に流れ着く】
- ザナルカンドにても素晴らしかったけれども、ビサイド島の曲や試練の間の曲が素晴らしい…。和を前面に押し出しすぎない、上品で優しく心に染み渡るアレンジ。
- 召喚士誕生を祝う宴が日本昔話っぽくて面白かった!
- ユウナめちゃくちゃかわいくない!?!?!?かわいい!!!!!!!これは好きになっちゃうよ。
- キマリ襲ってきた!無口~!写真と違ってそこまで青くない気がする。照明当たってるからかな?
- ヴァルファーレは映像なんだなあ。
【連絡船・シンの襲撃】
- 海面のきらきらの表現が、舞台に設置された横ラインのライトが輝いていて非常に美しかった。萌動は流れなかった。
- 異界送りめちゃくちゃ厳かで美しかった…。最後ユウナが浮いていた(ように見えた)。
【vsルカ・ゴワーズ】
- シーモア杯!?!?!?!!!!!
- 試合の演出すごかった、水中でブリッツやってるように見えた!ビサイド・オーラカ優勝おめでとう!
- 笑顔の練習!高らかで朗らかなティーダの笑い良いですね!この後もこの笑いがちょいちょい出てきた。
【ミヘンセッション】
- 好きじゃないイベント…。機械を使う討伐隊に肩入れする老師を見て、うろたえるワッカ。原作再現!チャップを討伐隊に誘ったのは自分だと告白するルッツ、激高したが生きて帰って来いとチャップの形見をルッツに手渡すワッカ。これはどう見ても…。
- 予想通りルッツが死んでしまいました。ガッタ………。
- 映像でチョコボ騎兵隊が映った。歌舞伎FF10での唯一のチョコボシーンだったかな。
【リュックとの出会い】
- アニキ率いるアルベド族に襲われ(保護され)かけたところにリュック参上!きゃぴきゃぴしておる。ちなみにアニキは日本語しゃべってたけど、去り際にリュックとアルベド語らしき言葉で言い合ってた。
- あら、ユウナ&リュックは初対面なんだ。そしてワッカは…ユウナが半分アルベド族だって知ってるんだ!「ユウナとユウナのおっかさんは別!」だってさ。ここですでにリュックに噛みつく。分かりやすい展開。
- 微妙に「ユウナん」って言ってる!?いいね。
- シパーフ出なかった~残念。シパーフ乗れなぃ?
【老師の大事なお話inグアドサラム】
【マカラーニャ】
- マカラーニャきれいで好き~!
- アーロンを嗅ぎに来るティーダがちゃんと再現されていて喜んじゃった!
- シーモア戦、迫力があって楽しかった!特にシーモア対ルールーが良かった。T・ウォタガかな?水龍のようなものを出して華麗に戦っていた。もう一度見たい!!!
後編感想
冒頭にオオアカ屋のあらすじアリ。
【アルベドホームと飛空艇】
- アルベド族が倒れている凄惨なシーンからスタート。リュックの叫びがつらい…。
- シドのキャラが歌舞伎にマッチしている!アニキは名前すら出ないな~。
- ホームを爆破したあと悲しみにくれるリュックに不謹慎な冗談を言うワッカ、機械(飛空艇)にビビるワッカ、「怖いなら掴まってな」ってリュックに言われたけど結局断られるワッカなど…徐々にアルベド嫌いが薄まっていってる。
【ベベル・ユウナ救出】
- FF10屈指の名シーン、ベベル突入どうすんだろ!?と思ったら、ちゃんと映像で流れました(あのワイヤーみたいなところをみんなでシャーッと下るやつ)。
- ユウナの花嫁姿美しい~~~~~!!!あれで異界送りフルで見たい。
キッスシーン中断させてたから「やった!」と思ったけど結局してた。シーモアめ!!!!!! - 続いて(おそらく)一番の見せ場であるマカラーニャの森・聖なる泉。原作通り、旅をやめちゃう話を楽しそうにするユウナとティーダからの「……できないよ…」に泣きそうになった(展開知ってたから耐えられた)。「素敵だね」は誰が歌ってるんだろう?
- スクリーンの幻想的な画像、二人の舞、非常に美しかった。気品のある舞は神性を感じた。
- 泉はスモークと光で表現されていて幻想的だった。ティーダがもぐって浮かんでくる演出も良かった。キマリは覗いてなかった。
【ナギ平原】
- 冒頭にルールーの語りがあり、ズークが出てきたため、ギンネムも出るかな?と思ったら出なかった。そこまで尺はないか。
【雪景色のガガゼト山】
- 寒く厳しい御山。ケルク大老とビラン&エンケ出た!おお、ついにキマリの見せ場だ~!!!
- 召喚士とガードは通してもらえてもやっぱりキマリは通してもらえなかったので、角あり×2とバトル。かっこいいね!青魔法は使ってなかったっぽい。
- 負けた後はきちんと敬意を払い、キマリが愚弄されたらブチ切れるビランいいやつだなあ…。
- シーモア:終異体!ゲームではさんざん苦しめられたからよく覚えてたんだけど、あのバックのダーツの的みたいなやつは服の柄として再現されてた。
【ザナルカンド遺跡とユウナレスカ】
- 「最後かもしれないだろ?」
- 「思い出話はもうおしまい」
- ユウナレスカ戦はアーロンが戦ってた!あの気持ち悪いユウナレスカ下半分は、黒衣の操るヘビとして表現されていた。
- ん?ユウナレスカの役をやってるのは女性?いや歌舞伎だから男性だよな…え?女性では…?女性じゃないの!?
- 話が入り組んできたけど、ゲームやったことない人はついてこられてるのかな。
【再びベベル】
- ここへきてシェ、シェリンダ!初登場!!!ミヘンセッション見てたって。立派な監督官さまの姿で出演されてました。偉くなったなあ…。
- バハムートの祈り子から淡々と語られる事実。
【ジェクト戦とエボン=ジュ・召喚獣バトル】
- 人型のジェクトとついに再会。おお…原作でのちょっと気まずい感じそのものが表現されている。
- ジェクト戦の途中で…小さなティーダ出てくんのか!!!やめろ!!!!!!つらい!!!!!!!!!!おやじとボールで遊んでる…。
- エボンジュさんスクリーン映像でした。ダニみてえだな。
- ここからの召喚獣バトルは…とにかくかっこよかった!原作だと「殺してくれ…」という悲痛なイベントだったのに、このアレンジは良かった。
アニマとメーガス三姉妹以外のヴァルファーレ・イフリート・イクシオン・シヴァ・バハムートが人型として実体化…!今まで映像だったのにすごい!バハムートだけ特別に衣装がちょっと豪華だった。 - 三味線&歌あり、毛振りのド派手な演出!イクシオンはvsリュックで、雷に怯えてる様子がここで表現されて良かった。雷平原カットだったからね~。
- 召喚獣それぞれに歌が用意されていた。なんて言ってたか全部見たいな~!!!好きな言葉は心づけ?だっけ、ヨウジンボウ!ダイゴロウは服に刺しゅうされていた。
【エンディング】
- 「いなくなってしまった人たちのこと、時々でいいから、思い出してください」で胸がいっぱいになった。余談ですがこのシーンで、バックに回想流れなくてよかったです。ほら原作だとシーモアとの婚礼シーンが流れるからよ…。
【カーテンコール写真撮影タイム1分】
- オオアカ屋がパンフレット(3,000ギル)の宣伝してた。
- 1分限定の写真タイム!!!みんな鬼のようにシャッター切りまくってた。
- 不意打ちで客席通路にワッカ&リュックが降りてきたー!わーーー!!!
- 逆側の通路はシーモアやユウナだったみたい。
- 長かったけれど非常に充実した時間でした。
その他雑感
- 見得を切ったときに拍手していいのが楽しかった!会場との一体感~!
- ブリッツボールの試合やワッカの攻撃は、黒衣さんがうまくボールを動かしてくれたり映像との合わせ技だったり、棒の両端にボールくっつけて戦ったりと表現多彩で面白かった。
- リュックがラーサー(FF12)風味で、ポーション&ハイポーション押しでかわいかった。
- 一回アーロンが「ジェクトのスフィア」を「ジスカルのスフィア」と言い間違えしてた。なんかレア!?
- そのジェクトのスフィア、歌舞伎FF10ではちょこちょこ挿入されていて、不器用なジェクトの気持ちがすごく伝わってきてよかった。
- ちょいちょいコメディのようなやりとりが入ってて面白かった。キマリの笑顔…。
- 映像スフィアで過去の記録を見ている、といった感じでスクリーンに投影していたのは設定とマッチしていて良かった。
- アーロンが酒を飲んで刀に吹きかける演出、リアルでやっててすごかった!
- シーモアの描写が丁寧で素晴らしかった。どうしてそういう考えに至ったのか、丁寧に表現されていた。ジスカルの役目が原作よりも重要だった。やたら気持ち悪いと言われるシーモアだけど、思想は共感できるところもあるし境遇には同情する。
休憩時間中にでっけえ声で「やっぱりシーモアきしょいよな~」って言ってる男性客がいて、まあ個人の感想だし愛のあるイジリ風の言い方だったけど、先入観捨てて見てみればいいのになと思った。しかし求婚迫るところと髪型はちょっと気持ち悪いかもな!? - ユウナレスカに噛みつくアーロンが良かった。あの辺のセリフは歌舞伎オリジナルかも?もう一度聞きたい。
- スクリーンの映像はゲーム中のムービーやマップ画像を使っているようだったけれど、召喚獣集合したりシンを攻撃したりしているところは新しく作ったのかな?
- シドの父親度が高くて心温まった。みんなのおやじ~!
- バハムートの祈り子がとても神秘的だった。ティーダに、ティーダは夢だと告げるとこが静かな迫力があった。
- スクリーンの映像に壁に埋まったザナルカンド住人(祈り子)が映されたけど、なんの解説もなかったからゲームやってない人はびっくりしたんじゃないかな!?大丈夫だった!?
- たまに挿入される「これぞ歌舞伎!」と言う感じの義太夫節というんでしょうか、あれ文字で見たい。
- ついでにサントラ欲しい~~~~~~~~~~~~~~~お願いします~~~!!!
パンフレットの感想
ほぼフルカラー64Pくらい。出演者や偉い方、製作スタッフのインタビュー、野村哲也さんイラスト、ゲーム制作側と企画・主演の尾上菊之助さんとの座談会、かんたんな歌舞伎講座なども載っていました。
スクエニ側の持ち込んだ企画かと思ったら、尾上菊之助さん側からの発案だったんですね!すげ~!!!熱意は本物!役者さんやスタッフの方、載ってるうちの半分くらいは実際にゲームプレイしてそうで嬉しかったです。
ユウナレスカ役の中村芝のぶさんのインタビューは、読んでユウナレスカに対する思いやキャラの見方がガラッと変わりました。ダニは今までユウナレスカ嫌いだったんですよ、独善的で押しつけがましくて攻撃もいやらしいし露出狂だし。中村芝のぶさんの上品で洞察力に優れたユウナレスカ様分析をぜひ読んでください。理解力がダニとはケタ違い…。ありがとうございます中村芝のぶさん。
冒頭見開きにCGメインビジュアル、終わりの見開きにそれと同じ構図の実写写真が掲載されてたのが良かった!
まとめ
たくさんの方が感想書かれてますけど、自分の気持ちとしてこうやって残しておけてよかったです。また何か思い出したら追記します!
役者さんすげ~と改めて思います、この長丁場を連日ということで、その集中力や体力に驚き!さすがプロ。裏方のスタッフさんもお疲れ様です。本当に素敵な作品をありがとうございました!!!
#FFX歌舞伎 見てきました!行かないって言ってたけど!!!きっと見ておかないと後悔しそうだから。行って良かったです、楽しかった😆覚えているうちに感想を簡単に書いておきます→ pic.twitter.com/Qgf08LlWDY
— 手すりの赤いダニ (@mlwjas) 2023年3月18日