1987年12月発売
記念すべき第一作目*1。
粗削りな部分も多いけれど、映画のような演出が光る剣と魔法のファンタジー。
グラフィックも素晴らしく、特に敵モンスター元絵とゲーム中のドット絵見比べてみると、限られたもので最高のものを作り上げようというクリエイターの気概を感じる。
ただし、天野喜孝さんによる美麗なパッケージイラストはあくまでもイメージイラストなので、主人公たちのゲーム中のドット絵は乖離が激しい。
今までに何度も移植されているが、その際にグラフィックや音楽がパワーアップしている。ゲーム自体も易しくなり、万人が楽しめるようになっている。
序盤のストーリー
暗黒の世界に降り立った4人の光の戦士 それは人々が待っていた予言通りの若者たちだった
主な各バージョン
バージョン | クリアまでの時間など |
FC版 オリジナル |
|
VC版 オリジナルをほぼ忠実に移植したもの 3DSやWii Uでプレイ可能 |
24時間(中盤以降攻略サイト利用) 最終レベル29 |
WS版 グラフィック・音楽をきれいにした移植版 プレイしやすくなった |
発売当時にプレイ・クリア済 ソフトはあるがWS本体がもう手元にない |
PS版 WS版とほぼ変わらないけど、美麗なオープニングムービーが追加された |
発売当時に買ったがほぼプレイしていない |
GBA版 WS版をベースに更にきれいにした移植版 追加ダンジョンあり |
16時間(うち4.5時間は追加ダンジョン攻略) 最終レベル63 |
ピクセルリマスター版 スマホやsteamに移植された最新版 |
★その他、追加ダンジョンがふたつあるPSP版、配信が終了したガラケー版や旧スマホ版など
おすすめバージョン
とりあえずやってみたい! ピクセルリマスター版 | スマホ・タブレット・パソコンのいずれかとインターネット環境を用意するのみ!ここ見てる大抵の人はすぐに始められますね |
オリジナルを手軽に楽しみたい!VC(バーチャルコンソール)版 | 3DS(またはWii U)とインターネット環境が必要 |
追加ダンジョンやムービーも楽しみたい!PSP版 | Psvitaとインターネット環境が必要(ソフトはPSvitaからPS Storeに接続して買う) またはPSP本体&ソフト(物理)でもできる |
バトルシステムなど
町以外を歩いているといきなり見えない敵が襲い掛かってくるランダムエンカウント方式。パーティーメンバーは4人固定。始めに4人の名前と役割(ジョブ)を決める。
どういった行動をさせたいかコマンドを選択→実行される→敵味方全て行動し終わる→またコマンドを選択…というターン制を、どちらか全員くたばるか逃げるかするまで続ける。
キャラ紹介
【光の戦士】あなたの分身。オリジナル版に限り、いつも顔が汚い。
【ホウキ】謎の呪文(に見えて実は意味がある)を唱えるルンバ。
寸評
本当に映画みたいだなあと感動した。
エンディングも、ゲームに浸っていれば浸っていたほどじーんとくるようなものになってる。ぜひ自分の目で確かめてください。救いと、ほんの少しの寂しさの余韻が素晴らしい。
メニュー画面やお店にも専用BGMがあり、どれも明るくうきうきするようなもので大好き。フィールドマップの音楽もポップで楽しい。
囚われのお姫様を助け、順次クリスタルの輝きを取り戻し、悪いやつをやっつけて世界を救う。とてもシンプルなシナリオなので、ゲーム自体は短い。だけれどストーリーにもひねりがあったり、以降のFFであまり見られないようなエルフや人魚がいたりと面白い。黎明期の味わい。
各バージョンの簡易レビュー
【リメイクや移植版(WS版、GBA版、PSP版、3DS版、iOS版など)】
グラフィックや音楽もきれいになっており、オリジナル版の問題点や不親切なところが改善されている。本編自体は短いシナリオだけれど、追加ダンジョンもある(版によってなかったり1つあったり2つあったり)ので楽しい。PSPかPSvita本体があるのなら、PSP版はムービーも入ってるし追加ダンジョンも2つあるからいいんじゃないですかね?ムービーは無いけど、さらにグラフィックが綺麗になって追加ダンジョンも2つ据置の3DS版もいいかもしれません。
注意してほしいのが、PSP版のほかにPSのゲームアーカイブス版があって分かりづらい点。PSP版は上で述べた通り、ムービーと追加ダンジョンが入ってます。PSゲームアーカイブス版は追加ダンジョンないですね。
GBA版(手に入りにくいけど)の感想。ダッシュできるようになったせいで、エンカウント率がめちゃくちゃ高く感じてうっとおしかった。あと、全体的にテンポが良くなったり音楽が豪華になったりした弊害で、町・店・メニュー画面で音楽が切り替わるのがせわしなく、ゲーム自体にそぐわなくなっているように感じた。追加ダンジョンはおなじみの敵キャラが出てきたり、バラエティやストーリー性に富んだ楽しみがあり、良かった。ただ周回するのはきつい仕様かなあ。
【オリジナル版(FC版、FCのVC版)】
原作の良さを味わいたいのならファミコン版!本体もソフトも探せばまだあるけれど、カセットの内臓電池が切れてるとセーブできないのでなかなかハードル高し。3DSでVC版を楽しみましょう。オリジナル版のアイテム説明やキャラのセリフなどのテキストは、後続作品ではあまり見られないような軽く明るい感じの面白いノリなので必見*2。
シリーズおなじみの魔法もそうでない魔法もあるし、最初に選ぶジョブによっては地獄を見るので、攻略本や攻略サイト必須かと思われる。しかしそれらの助けがあれば初心者でも安心なので、ぜひ挑戦してみてね。
【ピクセルリマスター版】
FF1~6の統一規格である、ピクセルリマスター。2021年リリースの最新版。スマホやパソコンで遊べるよ!ダニはやってないです。リメイク・移植版で追加されたダンジョン等は全てカットカットらしいです。
リンク
バージョンが多すぎてもはや何が何だか分からなくなってるけど、公式できれいにまとめてます
ロゴで見分けよう!だいたい同じ系統でまとまってるっぽい!
過去にはガラケーアプリ版もありました。
あとね!関連作品!FF1を題材としたアクションRPGだよ!
ネタバレありのプレイ記録はこちら(オリジナルVC版・GBA版)