2009年12月発売
ハードがプレイステーション3になり、さらにグラフィックや表現力が進化した。
あらかじめ作られた映像(プリレンダムービー)ももちろんきれいだが、ゲーム上で操作できるモデルを使ったイベントシーン(リアルタイムムービー)も十分美しく、表情豊かで動きも自然である。今作もフルボイス。
ストーリーは章仕立てで進行し、一度クリアしたら戻れないマップも多い。
「ファブラ ノヴァ クリスタリス」と銘打たれたプロジェクトの第一弾であり、のちに発売されたFF零式と一部設定を共有している。
序盤のストーリー
人知を超越した存在「ファルシ」が創造し管理する、空に浮かぶ「コクーン」に住まう市民の皆さんは、眼下に広がる下界を恐れていた。その下界と接触した人々を即刻隔離しないと混乱をきたすため、「コクーン」を運営する「聖府」は当該市民を電車で下界送りにする政策を施行。そこに主人公が乗り込むところから物語が始まる
各バージョン
バージョン | クリアまでの時間など |
PS3版 オリジナル |
62時間 75時間(A氏のデータ。見たことない武器をいっぱい所持していた) |
Xbox 360版 オリジナルをほぼ忠実に移植し、グラフィックをきれいにしたもの |
FF7以降の作品はNintendo Switchでプレイできるものが多いが、FF13はない。
★PS3版は2011年にアップデートがあり、イージーモードの追加などがされた
バトルシステムや特徴的なところ
フィールドを徘徊する敵と接触すると戦闘画面へと移行する、シンボルエンカウント方式。戦闘中はおなじみアクティブタイムバトルシステムだが、リアルタイムで変化する戦況に合わせて操作が必要になってくるため、従来のものよりもスピード感と戦略性のあるシステムとなっている。
パーティーメンバーは3人で、キャラ毎に「攻撃役」「回復役」「強化役」などを割り当て、リーダー以外はオートでその役割(ロール)に応じた行動をとる。リーダーが戦闘不能になるとゲームオーバーだが、適宜戦闘前の状況に戻すことができ、何度でも挑戦できる。
あらかじめ「全員攻撃役」「リーダー&二番目のキャラが回復役・三番目のキャラが攻撃役」などロールを組み合わせたセット(オプティマ)を用意し、状況に応じて切り替え敵と戦っていく。
戦闘終了後に得られるCP(クリスタルポイント)を使い、キャラクターごとのロールを成長させ、また敵が落とすアイテムやトレジャーボックスから取得した素材を利用して装備品を強化したり金策したりする。
MPはなく魔法や特殊攻撃は使い放題、戦闘終了後はHP全回復で、ストレス少なく快適にプレイできる。
全何章かは明示されてないがそれとなく予想がつくため、ゲームの進み具合が分かる。随時ゲームシステムやストーリーの説明が小出しに配信(オートクリップ)されるのも親切。
キャラクター紹介
【ライトニング】シリーズ初の単独女性主人公。剣と馬が似合う麗しのナイト風の外見だが、口を開けば暴言放言のオンパレード、気に食わないヤローには鉄拳をお見舞いする暴れん坊の困ったちゃん。しかしそれは強くありたいと願うが故の態度なので、理解してあげてください。
【ファング】主人公らと敵対する(?)組織と行動を共にしている謎の女性。長物が似合うワイルドな外見通りの性格だが、主人公と違うがさつなヤンキー系の暴れん坊。洋風・和風の美男美女が多い印象のFFでは珍しくエキゾチックなお顔立ち。
寸評
戦闘のやり直しや徐々に開放されるシステム・テンポよく進むストーリー・ダンジョン攻略時の仲間からの声掛けなど、要所要所に迷わせない気遣いを感じ、ストレス少なくゲームを進められる。
リアルに描かれたマップもとても美麗で、じっくり眺めるためだけに観光で歩き回りたいくらいのクオリティ。風や水しぶき、光の表現がとても心地よい。音楽も繰り返し使われるモチーフが印象的で耳になじみやすく、美しい曲が多い。
FF10のスフィア盤をシンプルにしたような成長システムと、FF12のガンビットを簡潔にしたバトルシステムも、とっつきやすく馴染みやすい。特にオプティマとロールによるバトルシステムは、難易度的にもちょうどいいし爽快感があって楽しかった。
ただサブイベントやモブが少ないせいか、ゲームのボリュームが少し寂しいなと感じた。
その他
ネタバレありのプレイ記録はこちら
続編にFF13-2・LRFF13があるよ!面白かったので、全部通してプレイするといいと思います。
クリア時間はこちら